会津絵ろうそく
「会津絵ろうそく」は白い和ろうそくに四季の花などを描いた「ろうそく」です。
「和ろうそく」とは一般的に皆様になじみのある「洋ろうそく」とは異なり、古くは室町時代からの伝統的な製法で作られたろうそくの事を言います。和ろうそくは、和紙および灯芯草の髄(ずい)から作った芯の周りにハゼの実から搾取した木蝋(ワックス)を加熱して熔かしたものをかけ、乾燥させてを繰り返して作ります。
会津では、600年ほど前の室町時代から和ろうそくが作られるようになった伝えられています。当時の領主である芦名盛信が漆の栽培を推奨しており、漆器作りの副産物として漆の実から木蝋を採取し、作らせた事から始まったと言われます。漆塗から生まれた原料と工夫、会津の歴史と人々が育んだ伝統工芸品です。
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